3.なぜ党議拘束がなされなかったか?
なぜ、党議拘束がなされなかったかということについて、
時事通信の記事によると
与党・民主党などは「死生観にかかわる」として党議拘束をかけなかった。(以上記事より抜粋)
と述べている。
しかし、先ほどの2.で取り上げた産経新聞の記事には以下の文章があった。
「ただ、採決では異様な光景もあった。笑い声ややじ…。賛成、反対両方の木札を壇上まで持っていき、投票行動をちゃかすような議員がいた。敗れたC案支持の 議員は「生死が絡む事案なら震えるほど緊張感が走るはず。深く考えない議員がロビー活動に影響されA案を支持したのでは」と悔しそうに語る。」
確かに、「死生観」という意味では与党も民主党もそれぞれ別の案を提案した議員がいるから理解ができる。
しかし、産経新聞の記事を見ると、各案の提案者や賛同者以外の議員は「法案について深く考えていない議員」や「選挙が近いので世論を気にして決めた議員」が存在しているようである。
それに、この法案自体の審議も「ふっと沸いて、ふっと通った」感じが否めない。
私は、この法案の採決で党議拘束をしなかった理由は「選挙が近いので早く法案を通したかった」
だけだと考える。
参考
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090618-00000015-jij-pol
(6月18日5時42分配信 時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090619-00000154-san-pol
「6月19日8時5分配信:産経新聞」
4.なぜ共産党は採決を棄権したのか?、それについての意見
共産党が採決を棄権した理由として「議論が尽くされていない」としている。(各社記事より)
確かに、臓器移植法改正案の審議は国民からしてみれば、案は何年か前から提出されていたものの、「いつの間にか審議が始まり、いつの間にかA案が通っていた。」という印象がする。
したがって、共産党が「議論が尽くされていない」というのは間違いなのかもしれない。
だが、採決を棄権するということについては、共産党は議員数が少ないとはいえ、多くの有権者から票を得ているわけである。
他の党も同じだが、議員は多くの有権者の民意を国会という場で反映させなければならないと私は思う。
それ故、たとえ自分たちにとっては理不尽だと感じても、有権者の意見を反映させるため国会の場で、自分たちの考えを表明する義務があると考える。
したがって、棄権をすることは有権者の意志を殺してしまうということになる。
私は、どの党でもそうだが採決に棄権ないし欠席することは党としても議員としても最低の行為だと考える。
次回、part4で個人的意見を述べ、「臓器移植法案について」の項目を終了したいと思います。
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